TSC21
2023年1月7日 イベント|お知らせ

TSC21オンラインセミナー2022 「BEMSにおけるAI連携の現状と今後の展望」

 カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現に向けて、建築設備のエネルギー管理とその情報を活用した効率的な運用が必須ですが、その「データ活用」が有効にできていないことが多いのが現状です。要因はいくつかあると思いますが、情報通信技術の進化やオープン化によって建築設備の運転計測データが膨大に収集蓄積されるようになったものの、膨大な蓄積データから必要なときに必要なデータを取り出すことができずに運用改善の機会を逃してしまうといったことも多いようです。TSC21推進協議会では、日本語ポイント名称に含まれる意味情報の活用に着目したTSCネーミングコードを提案しており、これを導入されたシステムでは必要なデータへのアクセスが容易になる効用があります。今後必要とされる、AI・IoTを活用した自動診断支援技術の進化に対しても有効な技術と考えます。
 さて、今回のオープンセミナーでは、BEMSにおけるAI連携をテーマとして、空気調和・衛生工学会のビル管理システム委員会・AI活用による建物システムの運用最適化検討小委員会で主査をされています、東京大学生産技術研究所の大岡龍三先生をお招きし「建築環境・設備分野でのAI活用の可能性」と題して基調講演をいただき、続きまして、竹中工務店の石橋良太郎様より、2022年に空気調和・衛生工学会の技術振興賞を受賞されました、自然エネルギーを有効活用された「愛知県国際展示場」について、「大規模展示場の光・風・水・熱源の最適運用によるZEB化」と題して、ご講演いただけることになりました。
 本施設ではメガソーラー太陽光パネルの発電利用と、余剰時には蓄熱槽との連携利用で自己消費を高め、また、自然採光・自然換気を全面的に採用して省エネルギー化を図っており、AI によるリアルタイム熱源最適化システムの開発により、40 時間先までの最適運転予測で運用支援をされているとのことで、今後のカーボンニュートラル実現に向けてAI・IoT活用や建築設備の適正運転についてのヒントとなるご講演と期待されますので、是非ご参加ください。

■セミナータイトル:BEMSにおけるAI連携の現状と今後の展望

■開催日: 2023年2月16日 (木)  15:00~17:00

■形 式: Zoomウェビナー(オンライン)

■定 員:500名 定員になり次第、参加登録を締め切らせていただきます

■参加費: 無料(非会員:1,000円)

■お申し込み方法
下記のURLより申込みフォームをご利用ください。
https://tsc21.jp/seminar-form/

申込み後に自動返信メールが届きます。 
また、後日、Zoomウェビナーの視聴URLをメールいたします
 
■プログラム

●15:00~ 主催者挨拶
 TSC21推進協議会 会長
 株式会社 森村設計 取締役副社長 村田 博道 氏

●15:05~15:55 基調講演「建築環境・設備分野でのAI活用の可能性」
 東京大学 生産技術研究所 教授 大岡 龍三 氏

●15:55~16:45 「愛知県国際展示場~大規模展示場の光・風・水・熱源の最適運用によるZEB化~」
 株式会社 竹中工務店 名古屋支店 設計部 設備2グループ
 チーフエンジニア  石橋 良太郎 氏

●16:45~ 質疑応答

■お問い合わせ
  TSC21推進協議会事務局  担当:中島
  東京都杉並区高円寺南3-47-8(株式会社システック環境研究所内)
  TEL 03-5305-3701 FAX 03-5305-3700